グランド・ファレーズ 2021
国:France (フランス)
地域:Loire (ロワール)
品種:Merlot (メルロー)
タイプ:Red (赤)
栽培:ビオディナミ
SO2:醸造中は無添加、瓶詰め前に必要最小限添加。
度数:13.5%
インポータコメント
メルローから造る軽やかな赤のキュヴェ。
ブドウは手摘みで収穫し、完全に除梗し、野生酵母のみでグラスファイバーのタンクで自発的に発酵。
ブドウ以外の醸造添加物は一切加えずに醸造。
マセレーションはアンフュージョンで 5~8 日間。
木製の古い手動式の垂直圧搾機でソフトに圧搾後、引き続きタンクでシュール・リーの状態で自発的なマロ発酵と熟成。
無清澄・無濾過で瓶詰め。
SO2 は醸造中は無添加。
ボトリング後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め前に必要最小限のみ添加。
キュヴェ名の Grande Falaise グランド・ファレーズとはフランス語で『大断崖』という意味です。
このキュヴェが造られるメルローが栽培されている区画は、地元のロッククライマーが Pont Caf ポンカフェと呼ぶ 35 メートルの大断崖の上に位置しているため、このように命名されました。
ピエールはロッククライミングが趣味で、20 年ほど前にクライミングを始めたばかりの頃は、 この断崖の上にブドウ畑があることを知らずにクライミングをしていたそうです。
■生産者
Pierre Goiset (ピエール・ゴワゼ)
本拠地:フランス・ロワール
カメラマンから転身したネオ・ヴィニュロン。
大変革の真っ只中にあるミュスカデ。
この地のナチュールの先達であるランドロンやド・ベ ル・ヴューに続く、新世代の若いドメーヌが次々と誕生しています。
2020 年に故郷のナント に戻り、新しくドメーヌを興したピエール・ゴワゼもその一人です。
ナント生まれのピエールは、 学業を修めた後、サンテティエンヌでカメラマン兼ビデオディレクターとして 10 年近く働いてい ましたが、40 歳を目前に、妻と二人の子供と共に生まれ故郷であるナントに移住。
ヴィニュ ロンに転身し、ナチュラルワイン造りを始めたのです。
ピエールの畑の 8 割を占めるのは、マッサルセレクションで 1950 年代に植樹された 60 年を超えるヴィエイユ・ヴィーニュのムロン・ド・ブルゴーニュ。
片麻岩(へんまがん)と石英、花崗岩の 2 つの区画から、テロワールを表現するリューディのミュスカデを手掛けています。
ドメーヌのワインは 2021 年は初ヴィンテージですが、既に三ツ星のレジス・エ・ジャック・マルコンを始め、ナントやパリの若い星付きのレストランでサービスされて好評を博しています。