ヴァラブ 2023
当日飲切を推奨。
国:France (フランス)
地域:Loire (ロワール)
品種:Pineau d'Aunis (ピノ・ドニス) 2/3
Gamay (ガメイ) 1/3
タイプ:Red (赤)
SO2:無添加
度数:10%
インポータコメント
仲間うちで使う “valable(クール)”を省略した言葉をキュヴェ名に。
軽やかでフルーティーな赤ワイン。薄めのガーネット色。
ピノ・ドニス由来のスミレの花のような香り、白胡椒のスパイシーなニュアンス。
ザクロやチェリーなどの果実味、綺麗な酸。
アフターにスパイス、ガメイらしい軽やかなタンニンが漂う、複雑味のあるワイン。
アルコール度数10%と軽やかな味わいで、あっという間に飲み干してしまいそうな、アペロにもぴったりなワイン。
シャルキュトリーやチーズ、果実を使ったサラダにぴったり。
今開けるなら、抜栓当日中に飲みきってください。
■生産者
Tommy Veron (トミー・ヴェロン)
本拠地:フランス・ロワール
ロワール・アンジェから、これからが楽しみな造り手が登場です。
機械工学を学んでいたトミーは農業に興味をもち、2011 年から 12 年のあいだ季節労働者としてドメーヌで働きました。
リシャール・ルロワ、デュ・フレッシュ、ブルーノ・ロシャール、レシャリエ、ピエール・ショーヴァンで働くうち、ヴィニロンの仕事に情熱を注ぐようになり、2015 年にワイン醸造とブドウ栽培のバカロレアを取得しました。
ドメーヌ・ド・ラ・ベルジュリーで 6 年間勤務し、栽培責任者を担当。
そんなトミーに 2019 年、転機が訪れました。ラブレー・シュル・レイヨン(Rablay sur Layon)に古木のグロローの畑(樹齢 50 年、粘土砂利土壌)を 40 アール、取得することができたのです。
その後、サン・ランベール・デュ・ラテ(Saint Lambert du Lattay)に 2 ヘクタールの古木の畑(シスト土壌)とカーヴを借りることができ、独立準備を進めたトミー、2022 年がデビュー年となりました。
ブドウは 6 種類、シュナン・ブランとピノ・ドニス、グロロー、ガメイ、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン。
ノンフィルター、添加物を一切入れずに醸造しています。
畑仕事を愛するトミー、剪定作業が好きだと言います。
パンクロック好きなトミーですが、音楽も聴かずに、ひとり剪定作業をしているのだと。
「ワイン生産者であることは、何よりも農民であることだ。テロワールを理解し気候変動に対処しながら土地を耕すことだ。人為的な範囲でワイン造りをするべきであり、大量の合成製品で土壌づくりをする必要はない」とトミーは言います。
自分の哲学は、ブドウの木とともに生き、ブドウの木に感謝し、可能な限り最高のワインを造り、良い仲間と一緒に楽しむこと、と。
「ナチュラルワイン造りは、人と地球に配慮した仕事の結晶です。 ワインに生命を宿すことが重要だと感じています。毎年同じ味にならないことは自然なことで、素晴らしいこと」と語る
トミーのワイン、楽しい語らいの時間の傍らで、ぜひお楽しみください。