[6160] Ermitures 2022 La Vigne du Perron / エルミチュール 2022 ラ・ヴィーニュ・デュ・ペロン

7,700円(税込8,470円)

エルミチュール 2022

  国:France (フランス)
 地域:Savoie (サヴォア)
 品種:Gamay (ガメイ)
タイプ:Red (赤)
 度数:14.5%

インポータコメント
砂まじりの粘土石灰質土壌で樹齢約40年の葡萄。
全房で3週間マセラシオン。
全体の60%は600Lの樽、残り40%をジャーで18ヶ月間の発酵と熟成。
瓶詰め前にブレンド。

仄かに紫がかった中程度の赤色。
カシスやレーズン、カレンズなどのドライフルーツ、赤紫蘇、熟した黒葡萄を想わせる甘やかな香りが混ざり合い、グラスから豊かに立ち上ります。
香りからの印象では少しねっとり感のあるドライフルーツのコクや甘みが想像されますが、口に含むと雑味のない清らかなミディアムタッチで、赤い果実の果汁感を想わせる瑞々しさに驚きます。
僅かに感じられる揮発酸が、優しい甘さを伴うやや重心の低い充実した果実味を引き締め、全体に心地よい張りをもたらします。
ほどよい緻密さを備えた果実味と上品な佇まいが調和し、旨みが余韻に長く残る仕上がりです。
この先の熟成により、赤い果実の繊細なニュアンスやエレガントな様子がさらに引き出され、しなやかなで奥行きのある印象が一層深まることでしょう。


■生産者
La Vigne du Perron (ラ・ヴィーニュ・デュ・ペロン)
本拠地:フランス・サヴォア

パリでピアニストとして活躍しながら、1990年代からヴァン・ナチュールにとりつかれていたフランソワ・グリナンが、故郷の父の畑を受け継ぎ1998年にスタートしたドメーヌ。
アルプスの山麓、ヴィルボワ村の石灰質の急斜面にある2.5haの畑は耕作に大変な労力がかかるが長年、農薬、除草剤、化学肥料とは無縁。
ガメイは1934年、および1977年に植樹した古木の区画も所有。
2010年には、村内に築300年を越える石造りの小屋にセラーを移転。
その場所で、フィリップ・ジャンボンから譲り受けた大きなフードルの発酵槽を用いて醸造するワインは、以前のセラーのものよりさらに純度と奥深さを感じさせ、古い造石建築による“セラーが呼吸することの重要性”さえ感じさせる。
卓越した透明感ある果実味が圧巻のピノ・ノワールのほか、スパイシーなモンドゥーズ、アルテス(=ルーセット・ド・サヴォワ)、ジャケールなど、サヴォワ地方の固有品種100%のワインも生産。
その個性を見事に映し出す。

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