ラ・プティ・モール ロゼ 2017
国:Australia (オーストラリア)
地域:Queensland (クイーンズランド)
品種:Pinot Noir (ピノ・ノワール) 81%
Sangiovese (サンジョヴェーゼ) 19%
タイプ:Pink (ロゼ)
土壌:花崗岩・砂質
栽培:サステーナブル
SO2:必要最低限
度数:12.9%
インポータコメント
標高800m に位置する花崗岩・砂質の畑に植えられているシャンパーニュクローンのピノとサンジョヴェーゼはサウス・バーネット。
これらを100%除梗、10-18時間のマセレーション。
個別に8-20日間の醗酵、落ち着かせた後ブレンドしました。
フィルタリング・清澄を経て、最低限の酸化防止剤と共にボトリング。
■生産者
La Petite Mort (ラ・プティ・モール)
本拠地:オーストラリア・クイーンズランド
作り手:グレン・ロバート
「ラ・プティ・モール」はグレンとロバートの 2 人によって 2010 年から始まった挑戦的なワインプロジェクト。
仏語で「小さな死」を意味するラ・プティ・モールは「エクスタシー」の意もあります。
元々フランスワインをこよなく愛する生化学者だったグレンはある時パートナーであるロバートと共にワインを造る夢を実現させることを決意し、離職。
理想の土地を探す旅の途中で2000 年、オーストラリアでも極めて特殊なワイン産地グラニットベルトで理想的なロケーションを備えた土地と出会い一目惚れします。
すぐに購入を決断した彼らはその土地にまさに一からブドウを植え始めました。
同時進行でグレンはチャールズ・スタート大学で醸造学を修める一方、「Cakebread Cellers (Napa)」、「Clovely Estate (豪)」、「Heritage Estate(豪)」など複数のワイナリーでヴィンテージを経験するという驚くべきエネルギーで経験を重ねていき、自社での経験も相まって着実に自身のビジョンを作り上げていきます。
そして2010 年にはさらに「もっと挑戦的で面白いことをしてみたい」という想いから限定生産のプロジェクト、ラ・プティ・モールをスタートさせました。
現在およそ 3ha ある自社畑ではサステーナブル農法を実践(近隣の畑からの買いブドウ含む)。
雹害のリスクが大きく、1- 3 月の湿度も高いグラニットベルトでは病害のリスクマネジメントが第一優先ですが、その中でできる限り自然環境に配慮して栽培されています。
その姿勢はワイン造りにおいても共通しており、野生酵母による醗酵(状況により培養酵母を併用)、酸化防止剤や清澄剤の使用はワインをクリーンに保つという限りにおいて最小限に抑えられています。
まだオーストラリア国内ですらあまり知られていない彼らですが、近い将来センセーションを巻き起こすことは間違いありません。