フジサン 2019
国:Australia (オーストラリア)
地域:South Australia (サウスオーストラリア)
品種:Chenin Blanc (シュナンブラン)
タイプ:White (白)、Petillant (ペティアン)
SO2:無添加
度数:13%
インポータコメント
Fujisanが誕生したのは元々2017まで作っていたPet Nat【ペットナット】の畑が隣の区画で農薬を使用し始めた為に契約を打ち切り、新しいオーガニック畑で収穫したChenin Blancへスイッチした事に端を発しています。
古木のゴブレットが大半を占めていた以前の畑と比べると、新しい畑は整木された現代の仕立て。
本当に不思議なんですがレモニーで硬い酸が魅力だったPet Natを比べると、明らかに酸が柔らかくて、ある種ラブルスカ的なフレーバーが含まれる様になりました。
2019も前年同様に峰が鋭い酸よりも洋梨や青リンゴの香りが前面に出ております。
■生産者
Jauma (ヤウマ)
本拠地:オーストラリア・サウスオーストラリア
作り手:ジェームス・デニス・ダンビー
2006年にオーストラリア最優秀ソムリエの栄冠に輝いたジェームス ダンビーアースキン。
世界最優秀ソムリエを目指すかと思われていた彼がその栄冠に輝いた直後にソムリエを辞めた事は誰しもが驚かされました。
ジェームスは既に決心していたのです。
自分自身のワインを作る事を。
フランス・イタリア・スペイン・オーストリア・ドイツで研鑽を積みながら本当に自身が作りたいと思うスタイルに辿り着く訳ですが、ジェームスのスタイルは今正に世界中でインパクトを与えています。
ちなみにヤウマとはラテン語でジェームスを意味していますが、これはスペインでジェームスが出会った若き天才醸造家の名前でもあるそうです。
グルナッシュをシュナンブランを「心のブドウ」と言うジェームスが選んだ土地は南オーストラリアのマクラーレンヴェール。
シスト土壌に砂質土壌が層を成す過酷な環境で、家族と共に文字通り手作りで作る彼のワインにはフィネスがあり一般的に高いアルコールと思いボディを連想させる同地のワインとは格段の差があります。
サンスフルは勿論。
極力何もしないアプローチがヤウマのスタイルです。