トーニ グリューナー・ヴェルトリーナー 2019
国:Austria (オーストリア)
地域:Wagram (ヴァーグラム )
品種:GrunerVeltliner (グリューナーヴェルトリーナー)
タイプ:White (白)
栽培:ビオディナミ
認証:ユーロリーフ
度数:11.5%
インポータコメント
トニー・スールナーは自分に厳しく、本質的なものだけをひたすら追求するが内面は心温かいワイン人。
栽培にはビオディナミ農法を採用。
セルナー醸造所の畑で独自に育てられた葡萄を用いて、自然酵母により醗酵している。
みずみずしく、軽やかでバランスの取れている。
■生産者
Weingut Soellner (ヴァイングート・スールナー)
本拠地:オーストリア・ヴァーグラム
作り手:トーニ・スールナー
生産地域ヴァグラムの北西部で、隣接する生産地域カンプタールを縦断するマンハーツ山脈の南端に位置するゲーシングGsing村にある。
ドナウ川に向かって開けた高台に位置し、スールナーが所有する16haのブドウ畑は、標高250~350mの南向きの河岸段丘にあって見晴らしが良い。
オーナー醸造家のトーニ・スールナーは、16歳の時に初めてブドウを圧搾した。
スールナー家はワイン造りだけでなく、1haの果樹園でリンゴや梨を、16haの農地で様々な穀物を栽培し、豚、羊なども飼育する複合農家で、森林も約5ha所有している。
トーニは1995年にダニエラ・ヴィーニュさんとの結婚を機にビオロジックへの転換を決意。
1997年にはそれを完了し、2004年にはビオディナミへと移行した。
「自然と共に働いて生きる」ことをモットーに、「魂と個性とエネルギーがこもった、飲んで美味しく体に良いワイン」を目指している。
ビオディナミで活性化した土壌にはマンハーツ山脈の花崗岩が混じり、砂、砂利、それにレス土が厚く堆積。昼にはパンノニア気候の乾いた熱風が吹き、夜は山から冷気が降りてブドウの成熟とアロマの蓄積を助ける。
品種の大半はグリューナー・ヴェルトリーナーで、他にリースリング、ツヴァイゲルト、ザンクト・ラウレント、カベルネを栽培し、ステンレスタンク、大樽、小樽で野生酵母で発酵する。
中でもヴァグラムが発祥の地と言われているローター・ヴェルトリーナーを、1930年代に作られた炻器(ストーンウェア)のタンクで醸し発酵した「イルデン」irdenは、トーニとダニエラの好奇心と志を象徴している。