ロラトアル 2020
国:France (フランス)
地域:Rhone (ローヌ)
品種:Cinsault (サンソー)
Grenache Noir (グルナッシュノワール)
タイプ:Red (赤)
栽培:ビオディナミ
SO2:無添加
度数:12.5%
インポータコメント
「ロラトアル」は、ドメーヌがある村の名前で、屋号にもその名前が付けられており、シグネチャーワインのような立ち位置にあります。
標高300メートルの南東向きの灰色とピンク色をした泥灰土のテロワール。
ブドウの木の平均樹齢は45-50歳です。
収穫は手摘みで行われ、全房で保存します。
ブドウをしっかりと粉砕し、2〜3日間のマセラシオンを経てから、木製のプレス機でじっくりと圧搾します。
そしてコンクリートタンクの中で自然酵母により発酵させています。
清澄剤なし、ろ過なし、So2は追加していません。
熟したラズベリーとチェリーのノートで明るい色あい。
活気に満ちた特徴的な深みと複雑さは、低収量の泥灰土/粘土質土壌の結果です。
ただ軽いだけでなく絶妙なバランス。
ポテンシャルがあり、5年ほど寝かせて楽しむのもいいでしょう。
■生産者
Le Petit Oratoire (プティ・オラトアル)
本拠地:フランス・ローヌ
ロリ・ハオンは、若い生産者でアヴィニョンからそれほど遠くないヴァリギエールに2015年にプティ・オラトアルを設立しました。
ロリはワイン造りを始めるために小さなブドウ畑を探していました。
彼の父親は、すでに有機認証を受けている15haのブドウ畑をEbayで見つけました。(Ebayで見つけるなんて、すごく今っぽいですね)
非常にコストパフォーマンスがよかったので、父親はなんとか返済できるだろうと、息子のために購入を決断しました。
ロリは当初、15haは広すぎると思っていましたが、ポジティブに捉えてチャレンジすることにしました。
ティエリー・フォレスティエ (モン・ド・マリーというドメーヌで日本でも人気) の助けを借りて、彼は最初のヴィンテージから本当に良い結果を残し、生産者としてのキャリアが始まりました。
ロリは有機認証されたブドウ畑でビオディナミを実践しています。
赤ワインではグルナッシュ、シラー、カリニャン、テレ・ノワール、ピックプル・ノワール、サンソー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カラドック、ムールヴェードル、ピノ・ノワール。
白ワインではクレレット、クレレット・ロゼ、グルナッシュ・ブラン、ヴィオニエ、ブールブラン、ルーサンヌと非常に多くの品種を生産しています。
樹齢は約30-60年です。
ブドウ畑を耕すのにトラクターが使われ、収穫は小さな木箱を使用して手作業で行います。
醸造プロセスはキュヴェによって異なりますが、ブドウをそのままキューブに入れ、カルボニックマセラシオンを行うことが多いです。
その後、木製のプレス機で軽くプレスするか、足踏みで潰します。
マセラシオンは短期間で、SO2や化学薬品は全く使用しません。