アンヌ 2020
国:France(フランス)
地域:Alsace (アルザス)
品種:GRiesling (リースリング) 60%
Pinot Gris (ピノグリ) 40%
タイプ:Whte (白)
土壌:粘土石灰
栽培:ビオディナミ
認証:エコセール、デメター
SO2:瓶詰め時に少量
度数:13.5%
インポータコメント
■生産者
Domaine Marc Tempe (ドメーヌ・マルク・テンペ)
本拠地:フランス・アルザス
作り手:マルク・テンペ
ドメーヌ・マルクテンペはアルザス南部の中心、コルマールから7kmほど進んだ南西向きのツェレンベルグ村に有ります。
アルザスは南仏のペルピニャンの次に降雨量が少なく、乾燥した地域です。
南向きの夏の畑は「目玉焼きが焼けるほど」暑いため、ブドウにもしっかりと糖度がのります。
標高は225〜260m、粘土石灰土壌をベースに、ヴォージュ山脈の花崗岩や黄色みを帯びた石灰の混じる多様な土壌は、さまざまなブドウ品種に適合し、ミネラルたっぷりなふくよかな味わいを生み出します。
マルクの畑の土からはなんともいえない深い土の香りが漂います。雑草も元気に生い茂り、ブドウの樹の根元には直径1cm弱のミミズの穴がポコポコ。
彼の畑はビオディナミ農法がおこなわれ総面積8haの畑です。
化学肥料や農薬をいっさい使わず、芽かきによる収量制限や夏季剪定も行ないません。
ブドウの樹が自分の力でうまく育っていくのを助ける以外は何もしません。
見れば樹には太ったエスカルゴ(かたつむり)も。
除草剤や化学肥料を使った近くの畑と比べて生き物の数は雲泥の差。「おいしい畑はかたつむりも知ってるよ!」
太陽の光を一杯に浴び糖度が充分にのったブドウは手摘み収穫され房、茎をつけたまま優しく5〜 6時間かけてプレスします。
「テントウ虫が生きたまま出てこられるくらいやさしいプレスなんだよ」と彼は言います。
地つきの天然酵母で仕込むマルクのワインからは明るく前向きな温かさを感じます。
その後アルザスの伝統的な大樽フードルと古樽の中、シュールリー(澱の上)で2年間の熟成、一般的アルザスワインに比べ新ヴィンテージのリリースがすこし遅め。
今やアルザスビオディナミの第一人者といっても過言
ではないマルクのテロワールごとの味わいをお楽しみ下さい。