オリエンタル・ネグレ 2019
国:Spain (スペイン)
地域:Cataluna (カタルーニャ)
品種:Ull de Llebre (ウル・デ・リュブレ)
タイプ:Red (赤)
栽培:ビオロジック
SO2:無添加
度数:10%
インポータコメント
きらめく赤ピンク色、ウル・デ・リュブレ(テンプラニーリョ)でこんな色に感動!
ザクロ、ワイルドベリー、野イチゴ、 ペッパー、スパイスの風味がつぎつぎ 押し寄せる。
大地のニュアンスとタンニンがふんわりのってほどよい存在感を発揮している。
■生産者
ORIOL ARTIGAS (オリオル・アルティガス)
本拠地:スペイン・カタルーニャ
ジュール・ショーヴェ先生(自然栽培・醸造を世に出したマルセル・ラピエール、フィリップ・パカレなど巨人の師匠)のような学者を目指し大学で有機化学を専攻していたオリオルの運命は、ペネデスの畑で収穫を手伝ったことで大きく変わった。
ラボでより、畑で働きたくなったのだ。
2003年、22歳の時カタルーニャの様々な蔵元で活躍、並行してワイン醸造の教師としてのキャリアを積んで行く。
満を持して2011年、地元アレイヤ地区(バルセロナから北に15km、地中海と山に囲まれた場所で、スペインで一番小さなアペラシオン)周辺に畑を獲得、ファースト・ヴィンテージを手掛ける。
彼のワインは優しいミネラル感、美しい酸、深い旨み、柑橘のフレッシュさ、染み入る塩味があり一度口にすると忘れることのできない非常にオリジナルな存在。
さらに、2016年ヴィンテージから全て、サン・スフルで醸造することに成功した。
【オリオルの5つの畑】
オリオルのセラーは森と山に囲まれた場所にポツンとある。
このセラーと畑の多くはオリオルの親友のペップが先祖から代々受け継いだもの。
オリオル自身とペップから借りている畑の両方世話しながら土着品種、テロワールに括目したワインを手掛けている。
【ヴィ―ニャ・デ・イェベッチ】
海側の畑。標高250m〜350mのパンサ・ブランカの段々畑。1.2ha。樹齢33年。
風化した白い花崗岩。周りは全て森に囲まれていて海とバルセロナを見渡せる素晴らしい畑。
ラ・ルンベーラの一部のパンサ・ブランカが収穫できる。
【ラ・プラッツ】
海側の畑。樹齢104年の小さな畑。パンサ・ブランカが半分、その他はベイエ、スモイ、グルナッシュ3色、サン・ジャウメ、パンサ・ロザーダ、スビラ・パレントなど30種類が混栽培。
土壌は風化した花崗岩。
【ペサ・デン・ベンク】
海側の畑。アレイヤ村に一番近い畑。
樹齢75歳のパンサ3色。
土壌は風化した白い花崗岩に表面に石灰と化石。
標高が低いので、昔ここは海の底だったらしい。
赤ワインのエル・モンストラができる。
【ヴィニア・デル・コステ】
山側の畑。
標高200メートル。
北西向き。
樹齢76年のパンサ・ブランカ。
白い花崗岩で女性的な白ワイン、ラ・ベーヤができる。
【ヴィニア・デル・ムンド】
山側の畑。
標高250メートル。
西向き。
樹齢78年のパンサ・ブランカ。
ヴィニア・デル・コステのすぐ隣の畑だがここは花崗岩のもっと固い岩・片麻岩になる。
男性的な白、ラ・ベスティアができる。