ミュラートゥルガウ・シュタインテラッセン 2020
国:Germany (ドイツ)
地域:Franken (フランケン)
品種:Muller Thurgau (ミュラー・トゥルガウ)
タイプ:White (白)
栽培:ビオロジック
度数:9.5%
インポータコメント
素晴らしい区画 Gambacher Kalbenstein のテラスの外にあり、いわゆるプルミエクリュの赤砂岩を中心とした土壌で育つミュラートゥルガウをプレスし木樽で 12 ヶ月発酵・熟成しました。
クリアな
グリーンイエロー色、ハッサクやレモンピール、セルフィーユの香りを感じます。
拡がりがあり、しっかりとした旨味のアタック、キュッと引き締まった酸、黄色の柑橘の果実味がアフターまで残ります。
■生産者
Stefan Vetter (シュテファン・フェッター)
本拠地:ドイツ・フランケン
ビュルツブルクからマイン川沿いに北西へ約34km上がったところにGambach(ガームバッハ)という小さな町があります。
1979年9月22日生まれのシュテファンは、ワイナリーの道を選ばなかったとしたら、数学の先生か建築業界に興味があったそうです。
学生時代に何年かワイナリーで手伝いをしたことがきっかけで、オーストリアのAnita and Hans Nittnausで修行をすることになりました。
彼らがちょうど、ビオディナミ農法へ転換する際にチームの一人として働いており、その体験から緑にあふれるビオの農法へ興味を強く持って行いました。
また、このブドウの効能を最大限に得る唯一の方法が、醸造に出来るだけ人為的介入をしない、ブドウにメスをいれない、ナチュラルワインの醸造法だと気づきます。
2010年、現在の拠点ガームバッハから南東へ60km離れたCasteller Kirchberg(カステラー・キルヒベルク/シュタイガーバルト地区)に初めて畑を借りたのがヴァイングートとしての第一歩です。
当時はまだオーストリアのワイナリーで働きながら週末にドイツに帰って畑を見るという生活をしていました。
2012年、オーストリアの仕事(研修)を終え同じフランケンで父の田舎でもあるシュタイガーバルト地区のIphofen(イプホーフェン)に引っ越し、ここと現
在の拠点のガームバッハにさらに2つの区画をかります。
その後3年の間に、ガームバッハの周りに素晴らしい区画Gambacher Kalbenstein(ガームバッヒャー・カルベンシュタイン)を手に出来る縁があり、それを期にイプホーフェンの畑は手放し2015年春にガームバッハへ完全に拠点を移します。
畑はもちろん無農薬。
ビオロジックを基本にビオディナミの手法も率先して取り入れています。
ただ、この急斜面のテラスで実践するのは非常に困難と向き合わねばならず、多くの時間を畑仕事に割いております。
加えて、この急斜面の畑の中の2haは馬で耕しています。
彼が目指すワインのスタイルは品種の如何に関わらずエレガントでフレッシュなスタイル。
アルコール度の高さも重要でないため、収穫は周りの生産者より早く行います。