ピシャラット・ルージュ 2022
国:France (フランス)
地域:Bergerac (ベルジュラック)
品種:Merlot (メルロー) 80%
Semillon (セミヨン) 20%
タイプ:Red (赤)
度数:12.5%
インポータコメント
メルローにセミヨンをブレンドした薄い赤
「Picharate ピシャラット」とは、フランスの南西地方の方言で『コウモリ』のことです。
プレ・ヴ ェールの畑の周りにはコウモリが住み着いて、夏の日が沈む頃によく見かけられるそうです。
夜行性のコウモリは、蚊などの飛んでいる虫を一晩に 3000 匹も食べるそうです。コウモリがブドウを食べる虫も食べてくれるため、虫を退治する手間暇や、ブドウが虫に食べられることも少なくなり、非常に好都合であるそうです。
プレ・ヴェールとは異なり、周りに建物や森が ないブドウ畑では、小さな巣箱を設置して、コウモリに住み着いてもらおうとする試みをするドメーヌもあるそうです。
このようにコウモリが健全なブドウ栽培に一役買ってくれているので、 コウモリをエチケットにしたそうです。
■生産者
Les Prevert (ル・プレヴェール)
本拠地:フランス・ベルジュラック
ボルドーの様々なシャトーで責任者としてワインを作り、オーストラリアやアメリカでの醸造経験もあるギヨーム、森 に囲まれ家とセラーがブドウ畑の中心にあり、丘の上と言う条件を満たした場所を、ヤスコと共に2017年に取得。
同時にビオ、ビオディナミへ転向。
石灰岩盤にシレックス、泥灰土などの土壌で、区画毎に味わいの異なるブドウが育つ。
カエルや魚が泳ぐ池には鴨や野鳥が飛来し、野生のプルーンやサクランボ、栗など様々な木々の茂る林には猪や鹿、 キツネにウサギが行き来する。
土壌の微生物から天体の動きまでを観察するような、畑と周辺の調和の取れた環境でのワインづくり。
草を刈るのはトラクターではなく羊、ソラマメやウマゴヤシ、ダイコンなどを畝に緑肥として育てる。
無耕起、無肥料。
畑と周辺の生物、 植物の調和また気候変動に対応するため、畑周辺に生け垣、ブドウと共に果樹を植え、病気に強くアルコールが高くならない古来種のブドウが新たに植えられる。
実直で真面目なギヨーム、実はパンク精神の塊。
冷静で穏やかに見えるヤスコ、実はパッションの塊。
プレ・ヴェールはフランス語で緑の草原という意味。
緑あふれ生き生きとしたこの地で、 この二人が作り出すワインを味わってください。