ヴィーノ・ビアンコ 2023
国:Australia (オーストラリア)
地域:South Australia (サウスオーストラリア)
品種:Semillon (セミヨン)
タイプ:White (白)
SO2:無添加
度数:10.5%
インポータコメント
Semillon100%。Adelaide Hills【アデレード ヒルズ】の北西、街から続く丘への道を北に迂回したエリアHope Valley【ホープ ヴァレー】で25年続くオーガニックの畑Magpie Springs【マグパイ スプリングス】のフルーツ。
砂質土壌で著しく乾燥しており、ストレスフルな畑から収穫される果実は非常にストイック。
マセラシオンの後に除梗してプレス、INOXタンクで上面を蜜蠟シートで覆いながら発酵。
ラッキングを兼ねて2000ℓの大樽へと移して熟成。微かに濁りを含んだ黄金の様相。
テクニカルなフローが無く、「放置」する事を身上としており、Anton Klopper【アントン クロッパー】曰く「農民のワイン」。
レモン、レモンゼストの香りに微かな藁のニュアンス。
シンプルでありながらも染み入る様な優しががあります。
■生産者
Lucy Margaux (ルーシー・マルゴー)
本拠地:オーストラリア・サウスオーストラリア
作り手:アントン・ファン・クロッパー
ルーシー・マルゴーはアントン・ファン・クロッパーが愛娘ルーシー マルゴーの名前を冠して設立したワイナリー。
元シェフにしてアデレード大学醸造科の主席レベルで卒業した天才。
彼が生み出すワインは現在オーストラリア国内に留まらず世界中でセンセーションを巻き起こしています。
糖度計やその他の機械類で測定された数値には一切頼らない彼のワイン作りはシンプル。
収穫期には毎日10kg近くブドウを食べるという程に果実の味わいから齎されるインスピレーションこそが彼のワインのスタイルを決定するのです。
収穫されたブドウは全て野生酵母で発酵。
温度コントロールも行わない為に出来上がるワインは毎年味わいが違います。
加えて毎年収穫されるブドウの味わいによってブレンドやキュヴェを作り変える為に、同じスタイルのワインが殆ど作られません。
補酸も補糖も行いません。
清澄剤やエンザイムといった添加物もなし。
醸造中はSO2も一切使用しませんが、ボトリングの際には0ppm〜20ppmの極僅かな量だけSO2を使用します。
彼のスタイルはあくまで「あるがまま」。
ワインを飲むと彼の奇人的外見とは裏腹に、ピュアで身体に染み入る様な優しさが印象的です。