レブーラ ブルー・ラベル プリモルスカ 2021
国:Slovenia (スロベニア)
地域:Plesivo (プレシーヴォ)
品種:「Rebula (レブーラ)」= Ribolla Gialla (リボッラ・ジャッラ)
タイプ:Orange (オレンジ)
土壌:オポカと呼ばれるスレート状の泥灰土、砂
栽培:オーガニック
度数:12%
インポータコメント
果皮と共に3日間マセラシオン。
オリーブオイルに乾燥レモン、わずかに酸化と熟成した香味と果実のバランスがほどよく調和。
高い熟度を思わせる柑橘果実のコンフィチュール、凝縮した果実の粒子は口の中でぶつかることなくほぐれていきます。
わずかな果皮浸漬由来の淡いタンニンが果実を薄皮のように覆って膨らみ余韻にかけて小さく、カプセルが弾けるようにビターな柑橘が広がります。
素材の果実を前面に出すナンドならではの素朴で真っ直ぐな表現にはいつも安堵させられます。
■生産者
Kmetija Nando (クメティヤ・ナンド)
本拠地:スロベニア・プレシーヴォ
作り手:アンドレイ・クリスタンチッチ
クメティヤ・ナンドは、ヨーロッパの中央に位置し、イタリア、オーストリア、クロアチア、ハンガリーに囲まれたスロベニア共和国の北西プリモルスカのゴリシュカ・ブルダ地区、Plesivo(プレシーヴォ)に居を構えています。
イタリアのフリウリ、コッリオ地区との国境まで目と鼻の先で所有する5.5ヘクタールの畑は戦後、国境が引かれたために、60%がイタリアのコッリオに、40%がスロベニアのブルダに位置しています。
南のアドリア海からの暖かい空気と北部ジュリア・アルプス山脈からの冷たい空気が混ざり合う理想的な地中海性気候を享受し、テラス状の畑は標高100〜200メートルに位置しています。
病害対策のための銅および硫黄による防除は控えめに施され、化学物質、薬品は使用していません。
畑には下草が植えられており、収穫は9月から10月、完全に成熟した時点で手作業で行われます。
発酵の際は培養酵母や硫黄、化学物質の介入をしない自発的な発酵をおこない酸化防止剤は瓶詰め時にごくわずかに添加される程度です。
当主AndrejKristančič(アンドレイ・クリスタンチッチ)は家族の農場(クメティヤ)で25年間ワインを造っています。
彼が農業高校でワイン造りを学んだことによって、祖父Nando(ナンド)が創立した家族の伝統を継承しつつもワイン造りというアプローチを始めることが出来ました。
アンドレイはブルダの土地への尊重とクメティヤの知識を生かし、自然に優しく出来るだけ介入しない方法を用いてワイン造りに反映させています。