ゲオポニカ 2022
お一人1本まででお願い致します。
2025/3入荷
国:Australia (オーストラリア)
地域:South Australia (サウスオーストラリア)
品種:Chardonnay (シャルドネ)
Savagnin (サヴァニャン)
タイプ:White (白)
栽培:ビオディナミ
SO2:無添加
度数:12.6%
インポータより
ビザンチン帝国(古代ギリシャ)に編纂された農業書物の名前から命名しています。
私たちが農場を耕し、その果実を発酵させるときに、純粋なインスピレーションを与えてくれる本です。
濃いめの黄色。
鉱物を感じる香りに蜂蜜、若いパイナップル、紅茶を感じる複雑な香り。
エネルギッシュな果実感に塩味を感じるミネラル、アフターには日向夏などの柑橘の皮を思う苦味があります。
生き生きとした果実の風味と複雑さ、奥行きのあるずっと飲んでいたくなるようなワイン。
果実のふくよかさと冷涼な土地のエネルギーを感じます。
■生産者
MANON FARM (マノンファーム)
本拠地:オーストラリア・ヴィクトリア
作り手:モニーク・ミルトン&ティム・ウェバー
現在、私たち家族が暮らし、働き、手入れをしている大地は、伝統的にペラマンク(アボリジニの一部族)の土地です。
私たちは、彼らと大地の間にあるスピリチュアルな関係性を尊重しています。
アデレード・ヒルズの本来の管理者は彼らペラマンクの人々であり、彼らの伝統的な信念や文化は私たちにとって重要です。
私たちは過去、現在、そして未来の長老たちに敬意を払います。
マノン・ファームは、アデレード・ヒルズのバスケット・レンジとレンズウッドの間にあるフォレスト・レンジの尾根筋(標高600メートル)に位置しています。
眼下にセント・ビンセント湾を望むこのユニークな場所には海からの冷気がまっすぐ上空に流れ込むため、ブドウ樹にとって非常に恵まれた環境といえます。
標高の高さのおかげもあり果実は非常に長い期間をかけゆっくりと成熟するので、私たちのオーガニックな農法にとって理想的な栽培条件です。
この尾根筋は約6億年前のカンブリア紀に形成されたため、非常に古い岩石が複雑に入り組んでいます。
構成は主に雲母片岩で、鉄石英の大きな層があり、次に赤粘土の層、最後に古代のユーカリの森が時の流れによって分解された、薄く美しい表土があります。
土壌に非常に豊富な石英と雲母(シリカ)のおかげで、非常にミネラル感のあるワインができます。
土地は全部で25エーカーあり、そのうち15エーカーをブドウ栽培に充てています。ブドウ樹は1993年から順次植えられており、ピノ・ノワール、シャルドネ、サヴァニャン、ピノ・グリ、ソーヴィニヨン・ブラン、ガルガーネガ、カベルネ・フラン、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨンが植えられた多くの小区画で構成されています。
そして2018年、新たにガメイ、トゥルソー、アレアーティコ、マルヴァジア、モンドゥーズを植樹し、さらにサヴァニャンを1/2エーカー植樹しました。
年によって様々なキュヴェを造っていますが、用いるブドウはすべて、自分たちの手で育てたブドウ樹から収穫したもののみです。
そのため、年によっては生産量が非常に限られてしまうこともあります。
ブドウ樹は乾式農法で管理されており、土地はバイオダイナミック農法、つまり私たちの心と身体がいつも求めている、地球と宇宙のリズムに同調したホリスティックな農法によって管理されています。
このアプローチは私たちにのみならず土地にとっても、信じられないほど豊かで満足のいく結果をもらたしてくれます。
私たちは自然をコントロールするのではなく、自然とともに働き、耳を傾け、ワイン造りのあらゆる段階に気を配りたいと願っています。
ブドウ樹、果樹、野菜、原生林といった多種多様な生命の波動が共鳴し合う、真に多様性に満ちた農場を実現しようと努めています。