ドーパミン NV(2020-2022)
お一人1本まででお願い致します。
2025年3月20日までは、購入歴のある会員様への販売となります。
2025/3 入荷
国:Czech (チェコ)
地域:South Moravian (南モラヴィア地方)
品種:Gruner Veltliner (グリューナー・ヴェルトリーナー)主体
Chardonnay (シャルドネ)
Riesling (リースリング)
タイプ:White (白)
栽培:オーガニック農法
SO2:無添加
度数:11.5%
インポータコメント
ドーパミンは、私たちの体内の多くのプロセスの鍵となる「気分が良くなる」神経伝達物質のことで、このワインを造っているときにも間違いなく放出されました。
このワインは私の特徴である即興性と好奇心(計画性のなさと言うなかれ笑)への頌歌であり、2019年に初めて購入したシュトッキンガー樽の一つからソレラタイプの白が生まれたのです。
当初はスロヴェンスケの区画の、樽に入りきらなかった様々な白ワイン(主にグリューナーで、シャルドネとリースリングが少し)をブレンドし始めたのですが、やがてそれがヴィンテージのたびに「シュトッキンガー・サプライズ」とも呼ぶべきゲームとなり、ワイン自身がその先入観のない味わいを体現するように進化していきました。
4年間、文字通りの無介入で熟成されたことで、このワインは素晴らしい高みに達し、エネルギーに満ちあふれ、味わいも素晴らしいです。
皆さんのテーブルやカウンターに並ぶ準備はできています。
可能ならバイザグラスでサーブして多くの方々に飲んでいただきたいです。
■生産者
MILAN NESTAREC (ミラン・ネスタレッツ)
本拠地:チェコ・南モラヴィア地方
作り手:ミラン・ネスタレッツ
ミラン・ネスタレッツのワイナリーは、オーストリア国境から15kmのチェコ共和國南東部の南モラヴィア地方Velke Biloviceにあります。
ミランは2代目で、彼の父は以前ドイツのワイナリーで働いていましたが、2001年に故郷であるモラヴィアに戻ってワイナリーを始めました。
当時ミランは13歳で、それから彼のワイン人生が始まっています。
2003年15歳の時に初めてワインを作り、高校・大学での一般的なワイン教育ではナチュラルワインが造りたい彼にとっては楽なものではありませんでしたが、自分でトライ&エラーを重ねながら学び、2024年で22回目の収穫を迎えます。
ワイン畑は合計25haで、オーガニック農法で管理され、合成の殺菌剤や除草剤などは完全に排除されています。
葡萄樹を優しい方法で育てることにより、最良な結果をもたらせてくれると信じています。
ワインはチェコ共和國のモラヴィア地方で育つ典型的な葡萄のピュアな表現で、テロワールやミラン自身の視点を描写するとともにミランたちの情熱や熱意や直感がつまっています。
セラーでのワインはすべて自然に発酵し、ほとんどがオークまたはアカシアの樽で醸造されます。
2015年ヴィンテージから、畑での選果をより厳しく行い、より短い期間のスキンコンタクトで、偉大なエレガンスを得る試みを行うミニマルなエチケットのシリーズ(すべてスキンコンタクト)が始まりました。
2017ヴィンテージでのポップなラベルによる単一品種カジュアルシリーズがリリース。2017年ヴィンテージからミニマルエチケットシリーズは、複数品種での表現になり、より短い期間のスキンコンタクトでさらなるミラン流エレガンスを目指したワインとなっています。
現在、世界で注目され、世界を響す生産者となったミランですが、マイペースに素晴らしいワインを造り続けています。
「2021年は私の記憶する限りでは最も遅い収穫でしたが、最後に大きな驚きがありました。
春が寒かったために芽吹きが通常より2週間遅く、ブドウ樹の成長が季節に追いつけないほどの遅れになってしまいました。
さらに年間を通して降雨量が多く、菌類による病害のリスクが長く続きました。
8月の終わりになっても果実に成熟の兆候は見られず、総酸は15g/lもあり、糖分はほとんどありませんでした。
ところが9月中旬になると天候は突然180度変わり、10月末まで太陽が照りつけました。
通常、私たちの畑では、すべてのブドウがほぼ同じ時期に熟すので、一気呵成に収穫します。
しかし2021年は徐々に成熟が進んだため、収穫する房がなくて焦った日もありました。
その反面、一房ずつ完璧に熟度を上げる時間がありました。
結果、特に晩生品種において、エクセレント・ヴィンテージと呼べるレベルの果実を得ることができました。
ホワイトレーベルに関しては私的には過去10年間で最高のヴィンテージの1つです。
美しくバランスよく熟したぶどうは、ソリッドな酸味をキープしつつ完璧なフェノールの熟度がありました。
並外れたヴィンテージ、無限の可能性を秘めたワインです」
「2023年は春がやや遅く、生育期の高温と十分な降雨はブドウ樹の成長と果実の成熟に好ましい影響をもたらしました。
開花期にべと病が蔓延したこともあり収量は10-15%減少しましたが、そのおかげで果実の質が上がり、ワインの品質向上に寄与しました。
低めのアルコール度数と好ましい酸を備えたワインを造りたかったため、私たちは近隣の多くの造り手より14日ほど早く収穫を開始しました。
収穫はまだすべて手摘みで行っているため、綿密な計画を立てた上で、6週間かけて全区画で適切な成熟度のブドウを収穫しました。
発酵は2022年ヴィンテージに比べはるかに順調で、全てのモストはかなり早くアルコール発酵を終了しました。
赤ワインは全房で、白ワインは梗を15%ほど残しました。
発酵後、かなりの量の酸が酒石酸として沈殿しました。
全体的に良いヴィンテージと言えるでしょう。」