ルカツィテリ 2014
国:Georgia (ジョージア)
地域:Kakheti (カヘティ)
品種:Rkatsiteli (ルカツィテリ)
タイプ:Orange (オレンジ)
土壌:炭素を含む沖積土・粘土を含む火山土
度数:13%
インポータコメント
アンバーイエロー色、アールグレイやハニーオレンジの香り、滑らかなタンニンを伴うファーストアタック、湧き上がるナチュラルテイストに呼応するかのごとく長めの余韻が素晴らしいです。
■生産者
Tchotiashvili (チョティアシュヴィリ)
本拠地:ジョージア・カヘティ
作り手:カハ・チョティアシュヴィリ
ジョージアは西アジアとの境界近く、東ヨーロッパに位置する日本の5分の1程度の国土を保持し、遥か太古からワイン文化が存在していたことが科学的にも証明されています。
そんなジョージアのカヘティ地方Saniore村にチョティアシュヴィリ家のワイナリーがあります。
現当主のカハは1980年生まれで、まるで日本人の職人のような静けさを纏った人物です。
家族全員でワイン造りを行っており古い一軒家の1階は先々代がワインを造っていたクヴェヴリ(甕)が埋めてあるセラー(マラニと呼ぶ)になっています。
クヴェヴリは、純度の高い粘土を1200°C以上で約2週間焼き上げ、内側は蝋でコーティングし、土中に埋めない場合は外側にセメントでコーティングする事もあります。
カハは、できるだけ無農薬に近い農法でブドウを育て、酸化防止剤もクヴェヴリやボトルを消毒する目的でのみ使用しブドウ自体には散布しません。
収穫後のブドウをそのままクヴェヴリへ入れ、発酵後に蓋をしスキンコンタクトの状態で熟成します。
その後、違うクヴェヴリに果汁のみ移し熟成、キュヴェによってステンレスタンクや樫樽で更に長期熟成します。
酸化熟成のオレンジワインとは別物で赤同様、白もマセラシオンしたことによりアンバーな色合いに仕上がります。
穏やかな酸と心地良いタンニンを伴い和食とも相性抜群、「世界遺産のマリアージュ」を叶えてくれます。「古くてそして新しいワインの世界」へ皆様ようこそ。