ブリュット・ナチュール フルール・ド・リューロップ NV
国:France (フランス)
地域:Champagne (シャンパーニュ)
品種:Pinot Noir (ピノ・ノワール) 主体
Chardonnay (シャルドネ)
タイプ:Sparkling (スパークリング)
栽培:ビオディナミ
度数:12%
インポータコメント
1992年に初めてビオディナミ認証を受けたキュヴェで、メゾンの入り口のシャンパーニュとして、広く活躍する。
フレッシュな果実味と、約30%ブレンドされるリザーヴワインによる味わいの厚みが共存する。
MagnumとJeroboamはゆっくりと熟成するので、抜栓時の味わいのコントラストを際立たせるために、ドザージュを行い、Extra Brutとすることがあるが、通常はBrut Nature。
■生産者
Champagne Fleury (シャンパーニュ・フルーリー)
本拠地:フランス・シャンパーニュ
シャンパーニュ地方で最も早くビオロジック、及びビオディナミに取り組み、尊敬される生産者の一人である、ジャン・ピエール・フルーリー氏。
1970年には既に、除草剤、化学薬品、有機肥料の使用を廃止する。
ビオディナミは1989年に試験開始し、1992年には所有する15ha全てをこの農法に転換した。
現在は5人の子供たちとともに、ワイナリーを経営している。
良質なシャンパーニュ造りだけでなく、このメゾンの大きな功績は、二次発酵用の酵母を自社畑から選別培養した酵母「クォーツ」の開発。
それまで、実質全てのシャンパーニュ・メゾンが二次発酵には少数の培養酵母使用を余儀なくされた中、この新酵母の開発は革新的業績と讃えられている。
畑は主に中生代の粘土石灰質が中心で、最・若樹でも1980年代の植樹。
1970年代植樹の古木も非常に多く残るのも、このメゾンの深遠な奥行きある味わいの要因の一つ。また近年では、一部で瓶内二次発酵を王冠ではなくコルクで行い、酸化防止剤無添加キュヴェもリリースするなど、進取の気性と高い志に基づくシャンパーニュ造りで、年ごとに評価が高まっている。