カビ 2022

  国:Austria (オーストリア)
 地域:Carnuntum (カルヌントゥム)
 品種:Gelber Muskateller (ゲルバー・ムスカテラー)
タイプ:White (白)
 栽培:ビオロジック
 度数:9.5%

インポータコメント
完熟した葡萄を 9 月の上旬に手摘み。
全房で 3 日間のスキンコンタクト。
ステンレスタンクにて自然発酵、発酵途中、残糖が 20mg になったタイミングで発酵を止めました。
そのあと、ステンレスタンクにて 6 か月寝かせ、ボトリング。

透明感のある麦わら色。
洋梨、青りんご、エルダーフラワー、ライム、ハーブ、草原など、アロマティックな香りにさわやかな印象も。
洋梨や桃、また林檎とシトラスなどフルーツなどの優しい果実味で、口当たりは柔らかく、まろやか。
酸もある為、甘みはべたつかず、白い花の蜜のような優しい甘みが続きます。
KABI とは、ドイツの等級 Kabinett/カビネットを意味し、軽いタッチと優しい甘みからその名前の由来となります。


■生産者
JOMA (ヨマ)
本拠地:オーストリア・カルヌントゥム
作り手:ヨハンナ・マルコヴィッチ

JOMA“ヨマ”とはゲアハルト・マルコヴィッチの娘である、ヨハンナ・マルコヴィッチが手掛けたワイン・ブランドとなります。
父であるゲアハルト・マルコヴィッチは、カルヌントゥムの中でも、約 50 ヘクタールという畑を所有し、国内の生産者の中でも生産量は多く、オースト リアで一番影響力のあるワイン・グルメ雑誌である FALSTAFF(ファルスタッフ)では、4 つ星を獲得、また 1999 年に“Winemaker of the year”と いう称号を授与しており、父マルコヴィッチのワインは国内と国際的共に高い評価を得てオーストリアを代表する生産者の一人。
その愛娘である Johanna“ヨハンナ”は、その家族経営ワイナリーの中に育ちました。
しかし、彼女は当初ワイナリーを継ぐ考えはなく、経学を学ぶため、ウィーンの大学で進学。経営学を勉強する中、ウィーンのワイン会社“WEIN&CO”(オーストリア最大のワインショップチェーン)マーケディング 部門で働き始めました。
それから 3 年後、家業を手伝うことを決意。
ワイナリーでは、父の下、アントレプレナーシップ(起業家精神)とセラーマスターとして学びつつ、同時に働き始めます。
その後、彼女は、他での新しい世界を見るため、2 か国でインターシップを行います。
ドイツ・ファルツのワイナリーFriedrich Becker(フリードリッヒ・ベッカー)で働き、収穫とシャルドネとピノ・ノワールについて学び、そして、2020 年、南アフリカ・スワートラ ンドの Johan Meyer(ヨハン・マイヤー)で収穫期に働き、ナチュラル・ワインについて学びました。
様々な経験をする中、これまでの自分の経験を活かし、若くして、新しいブランド“JOMA”を立ち上げます。
ヨハンナ(Johanna)の Jo と、マルコヴィ ッチ(Markowitsch)の Ma を組み合わせ、ブランド名を JOMA と命名。
コンセプトは、ビオ・ロジック農法で育てた葡萄の使用、伝統的な天然酵母と大きな古い樽、無清澄、無濾過、全ての工程にて酸化防止剤の無添加、またはボトリング時のみ、ごく少量添加 15m/g 以下の使用。
そして、低アルコール、ライトなスタイルでより若者をターゲットとした父との生産スタイルと真逆のワインを生産する事を目的とします。
父親から学んだ技術と独自で学んだ経験を活かし、味わいや柔らかさ、ナチュラルな中にも女性らしいエレガントな要素もワインに感じ取れます。

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