ホワイト・ブレンド 2023
国:South Africa (南アフリカ)
地域:Swartland (スワートランド)
品種:Colombar (コロンバール) 59%
Muscat of Alexandria (マスカット・オブ・アレキサンドリア) 41%
タイプ:White (白)
度数:11%
インポータコメント
パールのコロンバール、ブリーデクルーフのマスカット・オブ・アレキサンドリアを同日に手摘みで収穫、選果後、コロンバールはすべて全房、マスカットは半分全房で、半分除梗。
両方のぶどうを1つのタンクにいれ、抽出はほぼせず、10日間発酵。
その後プレスし、古樽に移し、10カ月間発酵熟成。
瓶詰め1カ月前に澱引きをし、ノンフィルターで瓶詰め。
このワイン造りの背景には、忘れ去られてしまったぶどう品種から何かユニークなものを造り出すということでした。
南アフリカは世界最大のコロンバー栽培面積を誇りますが、地元の人のほとんどはコロンバールを味わったことがありません。
なぜならば、ほとんどのぶどうは蒸留酒とブランデーの生産に使われるからです。南アフリカには様々なぶどう品種がありますが、このぶどうはもともと収穫量が多いという理由で植えられましたが、今では郊外で静かに忘れ去られています。
このワインの目的は、ケープ周辺の失われたぶどう畑から評価されていないぶどうを見つけ出し、それらに新たな機会を与えることです。
綺麗な黄金色。
グラスから溢れるようなジャスミン、ウーロン茶、金柑の香り。
テクスチャーはみずみずしく、酸は高くフレッシュさがしっかりとした風味よいバランス。
紅茶のようなやさしいタンニン、アフターは煮だしたジャスミンティー、マスカットの香り。
■生産者
Daniel Colombo Wines (ダニエル・コロンボ・ワインズ)
本拠地:南アフリカ・スワートランド
ムーンシャインから繋がった南アフリカの若き新星のダン。
農協にぶどうを売るぶどう農家の家系に生まれ、小さいころからワインには興味を持っていた。
大学では、醸造学を専攻しておらず、20代前半にバルセロナ、アムステルダム、ケープタウンのワインバーでナチュラルワインに出会い、ナチュラルワインを南アフリカで造ろうと決意。
ヘルマナスのクリストラムの当主ピーターアランの蔵で手伝いながら自分のワインを2021年より造り始める。
現在、ヘルマナスから南アのナチュラルワインの聖地スワートランドに移り、西海岸の農家を尊重し、協力するだけでなく、有機的で持続可能な農業を通じて土地に価値を生み出し、美味しくてフレッシュなワイン造りを目指す。