プァプァ・ヴァイスブルグンダー 2022
国:Germany (ドイツ)
地域:Rheinhessen (ラインヘッセン)
品種:Weissburgunder (ヴァイスブルグンダー)
タイプ:White (白)
栽培:ビオロジック
度数:12%
インポータコメント
ラインヘッセンの南西、斑岩土壌で育つヴァイスブルグンダーをプレス後 12hl のフードルで発酵・熟成しサンスフルで仕上げました。
濃いグリーンイエロー色、リンゴやセルフィーユ、ミント、グレープフルーツの香りを感じます。口中にハーブ香が拡がり、酸味や果実味はバランスよくジューシーで甘みがあり、グレープフルーツのほろ苦さも感じられます。
■生産者
Weingut Mann (ヴァイングート・マン)
本拠地:ドイツ・ラインヘッセン
アンディ・マンは1990年生まれ。
ラインヘッセンの南西、西隣のワイン生産地ナーエとの境界にほど近い人口450人ほどの小さな村エッケルスハイムにワイナリーはあります。
実家はなんと300年前から続く複合農家、ブドウ造りの他に穀物や野菜を作り牧畜業も代々行ってきました。
ワイン造りを中心としたのは彼の父の代からで現在畑は10haあります。
この地で生まれ育ったアンディ・マンは幼いころから父の畑仕事、ワイン造りを手伝ってきましたが、10代の若い頃は実際にはワイン造りには興味をもっておらず高校卒業後は兵役の為、9 ヶ月ドイツ陸軍に入隊し、兵役終了後は大学で経営学を学びます。
(注: ドイツは長年徴兵制度があり満18歳以上の男子には兵役義務がありましたが、2011年7月4日、徴兵制の中止が発表されております。)
この学生期間、大企業で働くことが人生でやりたいことではないかもしれないと悟ります。
同時に友人・知人から彼の実家がワイナリーであること、幼少期にその実家でどのように過ごしたかについて非常に興味をもたれました。
高校卒業後、実家から離れたこの期間に実家、父の仕事、代々続いてきた農業に思いを巡らすようになり、そこから実家へ帰りワイン造りを志す決心をするのにそう時間はかかりませんでした。
その後、世界的に高名なガイゼンハイム大学で4年間、みっちりとワイン造りについて学びます。
彼がとてもラッキーだったのは、志が高い友人たちと出会えたこと。
彼らと一つ屋根の下で生活し学び合えた事は彼の人生、ワイン造りの方向性に非常に大きな影響を及ぼします(そのうちの一人が同じラインヘッセンのマルティン・ヴェルナーです)。
卒業間近、彼らが住む部屋のワインセラーの中は世界中のナチュラルワインだらけだったそうで、彼はその事実に自分が本当にやりたい道を見た気がしました。
在学中の2015年にも、彼は時間を見つけては実家に戻り勉学とは別で実際にナチュラルワインを作り始めています。
彼の1stヴィンテージはこの時の2015になります。
そして2017年、ガイゼンハイムを卒業しナチュラルワインだけを作る決心をして実家を引き継ぎます。