ムンジェベル・ロッソ 2020
2024年10月入荷
国:Italy (イタリア)
地域:Sicilia (シチリア)
品種:Nerello Mascalese (ネレッロ・マスカレーゼ)
タイプ:Red (赤)
栽培:自然農法
SO2:無添加
度数:14.5%
インポータコメント
エトナ山の古い呼び名Mongibello(モンジベッロ)は「Monte bello=美しい山」から来た言葉で、元々はラテン語モンス(山)とアラビア語ジベル(山)から派生したと考えられている。
初ヴィンテージは2001年で、古き良きエトナの伝統を、個性の違う畑(ときに異なるヴィンテージ)をバランス良くブレンドする手法をとることで踏襲してきたが、2012年から単独ヴィンテージでボトリングすることになった。
同時に、単一畑ないし近い標高、土壌特性の近い複数区画のブレントをそれぞれボトリングしたムンジェベル ロッソのクリュものもリリースするようになった。
畑名のないムンジェベルロッソは、キウーザ スパニョーロ(ゾットリノート地区)、ポルカリア(フェウディ ディ メッツォ地区)、ランパンテ ソッターナ、クラザ、ピアーノ デイ ダイーニの平均樹齢50年ほどのネレッロ マスカレーゼをブレンドして造られる。
収穫、丁寧に除梗、軽く圧搾し、本格的収穫の前に少量の潰したブドウの自家醗酵種(Pied de cuve)と共に、50日間のマセレーションとアルコール醗酵を行う。
2500〜7000Lのグラスファイバー製のタンクで熟成を行う。
■生産者
Frank Cornelissen (フランク・コーネリッセン)
本拠地:イタリア・シチリア
ベルギーやオランダへのワイン輸入の仕事や、豊かな語学力を駆使しインポーターにワイナリーを紹介するエージェントの仕事をしていたフランク・コーネリッセンがエトナ火山の北斜面で2001年ヴィンテージよりエトナ山麓で長年温めてきた自らが理想とするワイン造りを始めました。
無施肥、無耗起、無除草、そしてボルドー液まで否定する極端な無農薬主義で、恐ろしいほど凝縮されたブドウを育て上げています。
セラーではもちろん二酸化硫黄完全無添加でノンフィルター。
天然の素材であっても、木という素材がワインに与えてしまうわずかな風味でさえも人的関与ととらえ、テラコッタの壺(アンフォラ)を醗酵、熟成に使用しています。
人的関与を極限まで廃したテロワールの昇華とでも言うべきワインとオリーヴオイルの生産を目指しています。