シー・ロゼ 2023
国:France (フランス)
地域:Cahors (カオール)
品種:Malbec (マルベック)
タイプ:Pink (ロゼ)
栽培:ビオロジック、ビオディナミ
度数:12%
インポータコメント
小石の多い粘土石灰質土壌の樹齢約30年の葡萄。
ダイレクトプレス。
卵型のジャーで3ヶ月間の発酵と熟成。
やや淡いサーモンピンクの色合い。
さくらんぼのコンポートやクランベリージュース、姫りんご、ザクロ、いちご、プラムなどの赤い果皮を持つ果実に、ローズヒップや赤い小さなバラの華やかな香りが重なります。
新鮮なさくらんぼやりんごを想わせる張りのある酸と舌先をかすめるガスが感じられ、溌剌とした印象を受けます。
果汁のように瑞々しく清らかな軽快な飲み心地を引き立てつつ、ジューシーな果実味が大きく広がります。
甘酸っぱい果実の風味は、これから暖かくなる季節に、屋外など木漏れ日の下などで楽しみたくなるような可憐で馴染みやすい味わいで、冷涼感のある伸びやかな辛口の仕上がりです。
■生産者
Simon Busser (シモン・ビュッセー)
本拠地:フランス・カオール
そんな彼ゆえ、父から譲り受けたぶどう畑は当然ビオロジック栽培。
現在では5haに拡大し、一部でビオディナミも実践している。
2007年に「エコセール」の認証を取得しました。
「産地らしさ」その典型性をワインに表現するには、毎年異なる気候の違いに応じて最高のぶどうを育てること。
ぶどうが最後まで熟成する力があるかどうか。
そういう点も含めて収穫のタイミングがワイン作りにおいて一番重要だと考えています。
「ぶどうがワインになる秘密の通り道がある」のだそう。
収穫の際には、喜び、または歓喜に包まれた雰囲気でぶどうを収穫できると、そのエネルギーがワインの味に影響すると思っています。
(J.M.ブリニョも同じ事を言っています。)
これは言い換えると労を惜しまず仕事をするということであり、心をこめてぶどう作りをすることにつながります。
当然、醸造所での仕事も同じライン上にあります。
シモンの気持ちが皆に伝わるせいか、週末にあわせた3〜4日間の収穫には、家族や友人、その家族が集まって50人前後の人が手伝ってくれる。
バックラベルには、感謝を込めて収穫者の名前を入れています。
蔵の中での仕事は、できるだけ人為的な介入をしないよう、またポンプを使わないように心がけ、酵母は天然酵母を使い、SO2はできるだけ控えたワイン作りをおこなっています。