レ・ランドマン・キ・シャントゥ 2021
お一人1本まででお願いいたします。
国:France (フランス)
地域:Languedoc (ラングドック)
品種:Grenache (グルナッシュ)
タイプ:Red (赤)
栽培:自然農法
SO2:無添加
度数:13%
インポータコメント
レ ランドマン キ シャントゥは、「輝かしい未来」の意味で、作家でありジャーナリスト、そして政治家でもあったポール ヴァリアン=クートゥリエによる言葉の一節。
彼は「コミュニズムは世界の青春であり、輝かしい未来を約束する。」と説きました。
このキュヴェは、アクセル自身が満足する品質に達した年にのみリリースされるワイン。
透明感のあるルビー色。
赤系のベリーを煮詰めた様な熟度の高い凝縮した香りが深みを感じさせます。
口に含んだ瞬間に弾けるようなフレッシュな果実感が堪らなく素晴らしい。
全体的に緻密でエレガントな質感ですが、甘くないセルドンを連想させるチャーミングさも併せ持つ美しい味わいになっています。
■生産者
Le Temps des Cerises (ル・トン・デ・スリーズ)
本拠地:フランス・ラングドック
造り手:アクセル・プリュファー
ドイツ出身のアクセル・プリュファー氏はワインに興味を持ったことがきっかけでラングドックに移住、醸造を学び、マルセル・リショー、ギイ・ブルトン、ヤン・ロエル、グリオットなど自然派の生産者から多くの教えを受けました。
そして2004年、ついに自分の醸造所を持ち、ファーストヴィンテージをリリースしました。
ごくごくナチュラルに自然のままのぶどうでワインを造るのが理想というアクセルは、健全なぶどうを作ることが一番の目標。
毎日の大変な畑作業も「良いぶどうが出来ることを考えれば面倒な作業も楽しく思えるんだ」と日々、元気に動き回っています。
「ル トン デ スリーズ(さくらんぼの実る頃)」は、1866年にジャン=バティスト クレマンによって作詞され、アントワーヌ ルナールの手によって作曲されたフランスの古い歌曲。
この曲は後に、パリ コミューンをめぐる歴史に強く関連付けられ、作詞家のジャン=バティスト クレマンが想いを寄せていた女性が、「血の一週間」の間に殺害され、彼女を失った悲しさと儚い恋の想いを綴ったものと言われています。
このパリ コミューンは、ドイツ プロイセン王国との戦争に敗れたフランスの政府とパリ市民の和平交渉をめぐる対立から生まれたパリ市民による革命自治体でした。
その対立は、フランス(ヴェルサイユ)臨時政府とパリ コミューンの内戦とつながり、パリ全土が戦火に焼かれることになります。
この戦闘は後に「血の一週間」と呼ばれ、政府軍は、パリ コミューンの兵士や市民を裁判などを経ずに銃殺するなどして3万人にも及ぶパリ市民を殺害し、パリを鎮圧。
そんな悲劇から生まれた歌曲から自らのドメーヌ名をとりました。