リースリング・サンビオーズ 2021
国:France(フランス)
地域:Alsace (アルザス)
品種:Riesling (リースリング)
タイプ:White (白)
栽培:ビオディナミ
認証:デメター、ユーロリーフ
SO2:無添加
度数:12.5%
インポータコメント
複数区画のアッサンブラージュ。
ミッテルベルグハイム村に位置する粘土質石灰土壌、隣村エイコフェンの区画”クリット”に位置する石英(quartz) の鉱脈走る土壌由来ぶどうのブレンド。
21は涼しい年で発酵を促すため果皮と共に醸しをする必要はなかったため、即圧搾後、ステンレスタンクにて発酵熟成させ、さらに大樽フードルで熟成。
酸がとても豊かだったことから、すべての澱と通常より長く熟成させた。
ブレンド後、SO2含め何も添加せず瓶詰め。
色付きの良いイエローの色調。
モクレンや金木犀など白から黄色い花の華やかな香り、黄桃や柑橘の黄色果実風味豊かで、穏やかなペトロールの香りも感じられる。口に含むと、夏ミカンなど黄色柑橘の果実味が広がり、わずかに柑橘皮の苦みを感じる。フレッシュでありながら程よく熟した果実がうまく調和し、余韻に火打石のミネラル感が続く。
とても安定した味わい。
■生産者
ANDRE ROHRER (アンドレ・ロレール)
本拠地:フランス・アルザス
造り手:ルードヴィック・ロレール
ストラスブールとコルマールの丁度中程に位置するミッテルベルグハイム村に所在する「ドメーヌ・アンドレ・ロレール」。
現在のオーナー醸造家アンドレは8代目で、そのお父さんは1960年代からすでに雑草とぶどうの樹とが共生した栽培を始め、1980年代には化学殺虫剤の使用もやめ、2001年にはアンドレが公式にもAB認定ビオ栽培です。
2016年からはビオディナミによるぶどう栽培を始めています。
アンドレは、純粋さと精緻さを兼ね備えたとても優れたワインを生み出していますが、特筆すべきはアンドレの息子ルードヴィックの存在。
ルードヴィックはアンドレが受け継ぎ発展させたテロワールがしっかりと詰まったぶどうから、自然な醸造方法により純粋さがそのまま表現された、とても体に優しい味わいのワインを造りだしています。