ムスカテラー 2023
国:Germany (ドイツ)
地域:Baden (バーデン)
品種:Muskateller (ムスカテラー)
タイプ:Orange (オレンジ)
栽培:オーガニック
度数:10.5%
インポータコメント
カイザーシュトゥール地区イーリンゲン村のオーガニックのムスカテラー(黄土、ローム、火山岩)を使用。
フレッシュさと酸を得るため、例年よりも早めに手摘みで収穫、選果後、全房の
ぶどうを足で丁寧に破砕し、短時間だけスキンコンタクト。
その後プレスし、ステンレスタンクに移し、発酵。
シュールリーにて9ヵ月間熟成。
ノンフィルターで瓶詰め。
土壌は黄土、ローム、火山岩です。
畑は斜面になっており、winklerbergと呼ばれる有名な区画です。
すべてのぶどう畑はオーガニック栽培で、畑には羊を放牧しております。
ハーブティー、堆肥などを使用し、収穫後には樹の間の道に種をまきます。
それが夏の間に成長し、土壌を保護します。
夏の暑さは生物多様性(昆虫)の成長を助け、土壌を育みます。
薄く濁ったレモンイエロー。
マスカット、エルダーフラワー、レモングラスの香り。
味わいは丸互つ夏みかんのようなパリッとした黄色いみかんの風味酸は高くいきいきとしているが、なめらかで溶け込んでいる。
テクスチャーは柔らかくミネラリーでアフターにしっかりとした旨味が感じられます。
■生産者
Weingut Wihler (ヴァイングート・ウィラー)
本拠地:ドイツ・バーデン
造り手:イナ・ルイーザ・ウィラー
ワインの美しさは、人生と同じように、日々続く物語のよう。
ワインは曲がりくねったエキサイティングな道筋を作り出し、のちにしずくの中にたどりつくことができる。
そう熱く語るのが、南ドイツ、バーデン地方カイザーシュトゥールでワインを造る当主のイナ・ウィラーさん。
常にこのことを意識し、自分の仕事は1年365日の物語を保存することだと言う。
彼女の祖父はワイン醸造家だったが若くして亡くなり、祖母が姉とともにワイン造りを引き継ぎ、彼女は、高校卒業後、ガイゼンハイム大学でぶどう栽培を学び、オーストリア、ドイツのワイナリーでビオディナミ農法を勉強した後、祖母の畑を引き継ぎ、2016年に3000本あまりだが、念願の初ヴィンテージをリリースした。
現在、美しいカイザーシュトゥールの健康的で健全な畑で、5年間、2.5ヘクタールの畑で農薬などを使わずにぶどうを栽培し続けており、また、1890年遡る古いワイナリーを自分たちで改修中で、温度を一定に保つアースセラーも計画中だとか。
祖母と大叔母からインスピレーションを受けて育った彼女は、古くからの伝統と文化を大切にし、自分のワインに家族の歴史の一部を写し出すよう心がけている。